今晩は。
五月人形・雛人形と木のおもちゃ・寿月すみたやです。
3月も間もなく下旬に入ろうという所ですが、まだまだ夕方から夜は寒いですね。
2017年・五月人形名品展もそろそろピークを迎えつつあります。
まだまだ数多くの品が揃っていますが、井伊直虎、井伊直政ブームとともに、寿月すみたやオリジナルの徳川四天王の兜もご好評を頂いております。
「徳川四天王」は、徳川家康公を支え、徳川氏創業の名臣とうたわれた四人の武将、酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、井伊直政を指します。
皆、それぞれ有能、勇敢な人物として知られていますが、その人物像同様に甲冑も個性的で美しいデザインをしています。
やはり今年一番の注目は大河ドラマ「女城主 直虎」に登場する井伊直政公の兜でしょうか。
赤を基調とした「あかぞなえ」の兜に天を衝く大きな脇立が見事な兜です。
こちらは平安翠鳳作。
直政公に負けない人気なのが、桑名城主・本多忠勝公の兜です。
鹿角の脇立と獅子噛の前立が豪快な黒を基調とした兜です。鹿や水牛の脇立は「頭角を現す」とされて武将たちに愛されていました。
13歳から53歳まで57回も戦場に臨みながら、一か所の傷跡も受けなかったという逸話が残っているほど剛勇をうたわれた武将です。
「家康には過ぎたる者」とさえ言われ、織田信長や豊臣秀吉からも賞賛を受けた伝えられています。
現代においても人気が高いのもうなずけますね。こちらは甲冑工房・忠保の大越保広社長に手掛けて頂きました。
井伊直政公、本多忠勝公に比べると少々地味ながら、一部の方から毎年熱い支持を頂いているのが榊原康政公の兜です。
東京国立博物館に所蔵されている鎧を基に、大越保広氏が再現してくださいました。
合戦に於いては常に徳川軍の先鋒を努め、その活躍から家康の覇業初政の功臣とうたわれた康政公。その実直な人柄を表すかのように、大きな1本の剣を前立とした兜は凛とした美しさを誇っています。
大鍬形の中心に剣を付けた「三つ鍬形」の兜は、楠木正成公、毛利元就公など、様々な武将が愛用していますが、鍬形を用いずに剣の前立のみを取り付けた兜は康政公の品のみです。
四天王の兜の中では、最も美しい兜だと私は思います。
さて、井伊直政公、本多忠勝公、榊原康政公の兜は、寿月すみたや実店舗、及びネットショップにて展示、販売をしておりますが、四天王にはもうひとり酒井忠次公がおります。
他の三人と比べると大分マニアックな忠次公。徳川四天王の中では最年長であり、「知勇兼備でその右に出る者なし」といわれた徳川氏覇業の元老です。
とはいえ知名度はいまひとつ。もちろん鎧兜はありますが、流石にお節句用には制作していないだろう。と思われるでしょうが、実はあるのです。
ただ、残念ながら在庫品で新品ではありません。以前、大越保広氏の御父上、大越弥太郎氏に製作して頂いた品をひとつだけ残してあります。
流石に劣化が始まっていて、定価で販売できる品物ではないので展示はしておりませんが、こんな兜です。
他の三人の兜と比べても負けないくらい個性的な兜でしょう。
こちらは家紋の「おもだか」を頭上にあしらったデザインです。
戦国の世でも、皆、現代の若者と同じようにファッションを楽しみ自己主張していたのですね。
寿月すみたやでは、この他にも様々な鎧兜を展示しております。
明日からの三連休。五月人形をお求めの際には、是非一度ご来店ください。
営業時間は朝9時から夕方19時まで。5月5日まで無休で営業しております。
お車でご来店の際は、当店西側の専用駐車場のほか、当店南隣りの大手門パークさんなど、近隣の有料駐車場もご利用ください。
駐車券を進呈させて頂きます。下見でのご利用も大歓迎です。
寿月すみたやへのアクセス、駐車場のご案内につきましては下記をご覧ください。
<寿月すみたやへのアクセス・駐車場のご案内>
ただ、3月中は、当店お隣の谷島屋書店様にて浜松市高校の教科書販売会が行われております関係で、大手門パークさんが満車となる可能性がございます。
特にこの三連休は朝から夕方まで大手門パークさんが混み合うと予想されます。
その際は当店向かい側のエコパークさんや、近隣のコインパーキングをご利用ください。
当店店頭にて駐車券をご提示頂ければ、駐車料金を還元させて頂きます。
ご迷惑をおかけ致しますが、皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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